久々の投稿ですが、宣伝です。
昨年4月の投稿 「閑話休題 -SDGs-」 で、大豆原料の代替肉の試作について
の投稿をいたしました。
あの時、簡単な実験にも関わらず、可能性を感じる結果が得られたことから、実は、
あれから約1年弱、改善を重ねてきておりました。
新たなブランドとして、「TransMeat」 の商標の登録が完了し、
TransMeat TECHNOLOGIES として、開発にいそしんでおります。
Webサイトの製作、管理の負担を考慮し、しばらくはSNSを中心に情報発信を
行っていく予定です。
はじめたばかりですが、インスタグラム にあげていっておりますので、
よろしければ。。。
今回の投稿のタイトルの「宣伝」です。。
先述、昨年の投稿でも説明したとおり、水と一緒に混ぜ合わせた大豆たんぱくは、
加熱、混錬、圧縮を要素とした加工工程により、たんぱく質が組織化し、肉のような
弾力がうまれます。
また、混錬とは、よく練り、混ぜ合わせることで、せん断により、機械的エネルギーを
効果的に原料に与えることが重要とされています。
せん断は、粘度測定に携わっている方には、じゅうぶんにおなじみであるかと思い
ますが、過去の投稿
粘弾性について7)_伸長粘度はなぜ3倍? ~その1~_せん断ひずみと伸長ひずみ
にて、触れさせていただいておりますので、よろしければ。。
私たちは、特に、この せん断 を掘り下げ検討し、加工装置の中で、一重、二重、
三重と、多重に、異方向から、複雑にせん断を与える機構を考えてまいりました。
いかに材料をいじめ抜くか、を考えてきました。。。
加工の一例をご紹介します。
編み物のような、複雑なテクスチャーが見てとれるかと思いますが、このシワ感や
厚みを、コントロールできるところも、大きな特徴です。
もちろん、下図のように、ミンチタイプの加工も可能です。
以上のような、代替肉を、原料を投入する限り、連続的に生産できます。
代替肉加工の3要素として、加熱、混錬、圧縮をあげましたが、さらに、私たちは、
バッチ式の加工装置についても学び、連続式でありながら、「時間」という、第4の
要素も組み込んだ装置に仕上げつつあります。
この先、直近の予定では、パイロットスケールの装置を試作します。
また、私たちは、あくまでも代替肉製品の開発、製造、販売を目指しているわけでは
ありませんが、代替肉サンプルのご依頼を受けることが増えてきたため、
食品製造業の申請・許可の取得を予定しております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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