久々の投稿となります。
さっそくですが、例えば品質管理の現場などで、表面張力の測定がサクッと行えたら
よいなと思ったりします。
表面張力の測定方式の多くは、試料と接触する、装置のセンサシステムの一部となる
測定子を介して測定が行われます。
得てして、測定子は試料液体に対して、よく濡れることが担保されている必要があり
ます。
そのため、測定前に測定子の前処理が必要となったり、使用後には、極力すぐに、
しっかりと洗浄を行い、試料を除去し、保管を行う必要があります。
結果、おそらく、試料を抜き取り、ラボに持ち込むなどし、表面張力の測定を行って
いる、というケースが多いのではないかと思います。
この点を解決することで、より現場に近いところで、表面張力の測定が実現できる
のではないかと、考えてきました。
以下のような方法はいかがでしょうか?
数滴、ポタポタとシリンジから滴下させます。
滴数は測定者の任意になります。
滴数が多い方が、再現性は良いと思います。
滴下が終わり、左手の親指を離すと、表面張力値が表示されます。
シリンジは、試料の変更とともに取り替えていただきますが、ディスポでも良いかも
しれませんし、後でまとめてガラガラと洗浄してもらっても良いかと思います。
ちなみにこの試作機は、乾電池でも動作いたしますので、場所を選ばず、現場で
試料をシリンジで吸い取り、その場でポタポタ滴下させるだけ。
以上のようなご利用のシーン、ございませんでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。